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ワラケ島 WALAK ISLAND

 

フィリピン・インドネシア・マレーシアの3国の海に囲まれた架空の島。かつては巨大海洋王国・ テルナテ(現インドネシア 北マルク州都・テルナテ)に帰属。スラウェシ島・マナド沖で行わ れたテルナテ王国とサンゲ王国の海戦では、テルナテ王国側を支援する。マナドの中国商人にナマコを出荷。

 

島民...推定 5000〜10000 人
主食...イモッサ(芋科の植物)、米
公用語...WALAK 語 /INDONESIA 語
宗教...土着の精霊信仰
主な産業...漁業(ナマコなど)/ 機織り ( 近年 iPhone ケース作り )

 

 

ウェチケペ岳 MT.Wechikep(2538m)......島の北東部にそびえる山。山の中腹には水源があり信 仰の対象になっている。水源から山頂へ向かう登山ルートがある。島にある二つの村では、山を讃え る歌と踊りが残されている。

 

水源 MATA AIR......ウェチケペ山中腹にある泉。島に住む数多くの動植物達の大切な水源である。 泉を祀るために、周囲には儀礼で使われる植物(椰子、パイナップル、パパイヤ、クローブなど)が 植えられている。この泉からは東西に2つの川が流れており、それぞれが分岐しいくつかの支流を作 る。西に伸びるバラ川は中腹で3つに別れ、西からそれぞれ原生林、湖沼(ラグーン)、南部の集落 へと続く。東のテモ川は、現在船着き場になっている入り江と、東の集落を抜けて海へと注いでいる。 (テモ川は地殻変動によって生まれた、というのが現在最も有力な説である。)

 

ワラケオオシャコガイ Walactridacna iris......島周辺のサンゴ礁でし見られない巨大シャコガイの一 種。アコヤガイよりもさらに鮮やかな真珠を作り出し、大きいものではメロンほど、過去最大の真珠 はスイカほどもあったといわれている。この真珠が採れると島中こぞって喜び、祭を行う。そして真 珠を採った人は島中の尊敬を受け「真珠の首長」と呼ばれ、一族の中から「真珠の首長」が出るのは 大変な誉れであるとされる。儀式は島の西側を占める湖沼(ラグーン)の岬で行われる。〜自然科学 調査チーム主任 飯島明子氏の報告(2014)

 

ワラケレレ Walak elele(原生林と成人の儀式)......満18歳を迎えた男達が満月の夜に島北西部の原 生林に入り、野生のイノシシを捕まえる通過儀礼。原生林の入り口では、村の大人達が儀式を行う男 達を鼓舞し、また帰路につくガイドとしての音楽を儀礼の終了まで続る。捕まえたイノシシの牙を使っ た首飾りは成人男性の証であり、大きな首飾りを付けた者は村の英雄とされる。

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ミンド Mindd(島の格闘技)......俵で円を作り、その中で1対1で戦う島の格闘技。円の外に放り出されるか、負けを認めるまで続けられる。円の傍らでは、島の楽団が演奏する。

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綱引きの祭......ワラケ島の祭。村対抗で綱引きをし、五穀豊穣を願う。参加する人数に制限はなく、 片方のグループが劣勢の時は、観客達が加勢する事から常に勝敗は決まらず、儀式の終了後、各村で 自分の村が今年も一番だったと讃え、酒を呑む。儀式の後、使われた綱は寺院広場に円状に置かれ、 土俵に似た格闘技場が作られる。夜、楽団が演奏する中、土俵では島の格闘技【Mindd】が行われる。

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夜這の風習......祭の後、男性は見初めた女性の家の外まで行き、唄を唄う。その唄に返事が返ってく ればカップル成立となる。返事がない場合、男性は日の出まで唄を唄い続ける事を許されているが、 それまでに女性からの返事がなければ、各村の屈強な警備班に連れて行かれ、暫くの間接近禁止め入 れが下される。この唄は、結婚式でも唄われる。

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polay 海の唄......海の神を祭る女性の唄。

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星読みの唄......かつて星を使った伝統的な航海術が残されていたが、現存していない。航海を祈願し 唄われたと言い伝えられる唄のメロディーだけが、子守唄として残っている。

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あいさつの唄 ......島の子ども達が初めに習う、島を守っている精霊達にあいさつをするための唄。 魔女 クジャジャケ......ラグーンに住むといわれる魔女。

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ウォッバドゥ Wobbado......炊いた米と酢を混ぜて固めたモノに、塩で絞めた魚(主に鯖、この魚の 事をウォッバドゥとも言う)を巻き付けた発酵食品。

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appa uleh uleh......「大丈夫」という意味のワラケ語。島を離れた都会に行ったワラケ島民が、この タイトルの歌を作った。

(訳詞)

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不思議な声で鳴く鳥や

泉を囲む花々は

きっと神様が下さった

 

ムシロを叩いて唄うきみ

昔話はもう いいよ

 

大丈夫 どうってことないさ

 

ほらまた今年もお祭りが始まろうとしてる

だけど僕等はあの頃の神様のことを本当はなんにも知らない

 

星がみえたと唄うきみ

昔話はもう いいよ

 

大丈夫 どうってことないさ

© 2019by koheysai kawamura

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